ソーシャルレンディング事業者おすすめランキング

ソーシャルレンディング事業者(会社)選びはソーシャルレンディング投資において最も大事な要素です。信頼性の高いSL事業者を選んで十分に分散運用するだけで、投資家は利益を上げることができます。全21事業者を紹介。

 

高利回りのソーシャルレンディングが人気ですが、元本割れや配当遅延など必ず発生することです。
投資する案件をチェックして利回りに対するリスクが正当なのか、また公開されている情報が不足していて正しい判断が出来なかったりします。
さらには情報の信憑性を疑っていてはキリがありません。

 

利回りだけを見て無造作に投資していると痛い目に合うでしょう。

 

ソーシャルレンディング投資で最も重要なのはどの会社を利用するか?
ここでは運用会社を徹底調査して信頼できる事業者をランキングしています。

 

 

分散投資を実現するためにもできるだけ多くのサイトに登録しておくと良いでしょう。登録は無料です。

 

この際、本人確認書類やマイナンバーカードのアップロードや、金融機関の口座番号の入力が求められるので、手元に用意しておきましょう。

 

 

 

1.オーナーズブック
すべて担保付不動産案件。運営会社は上場企業で好業績。
利回り:2.0~6.0%

 

2.クラウドバンク 
証券会社が運営なので公開情報が多い。高い利回りの再生可能エネルギーファンドが多い。
利回り:5.0~7.0%

 

3.SBIソーシャルレンディング 
SBIグループの信頼性と高利回り。
利回り:2.5~10%

 

4.クラウドクレジット 
豊富な海外案件で高利回り。SBI、LINE、三菱UFJなどが株主で高い信頼性。
利回り:4.0~12%

 

5.Funds(ファンズ)
融資先は上場企業など大手ばかりで安心度が高い。
利回り:2.0~4.0%

 

6.SAMURAI FUND 
親会社はJトラスト証券会社が運営なので公開情報が多い。
利回り:5.0~9.0%

 

7.ポケットファンディング 
沖縄では知名度の高い財全グループが運営。「沖縄」案件が中心。
利回り:2.0~8.0%

 

8.CREAL(クリアル)
利回りは低いが、優先劣後方式を採用した安全性の高いファンド。
利回り:3.0~6.0%

 

9.SYLA FUNDING(シーラファンディング)
不動産投資。優先劣後方式を採用、LTV70%以下で保全性が高い。

 

10.LENDEX(レンデックス)
担保付・保証人付き案件。短期高利回りファンドが多い。
利回り:6.0~12.0%

 

11.CAMPFIRE Owners 
親会社は大手ベンチャー。未上場企業への投資的な案件が多い。
利回り:3.0~6.0%

 

 

1.オーナーズブック

すべて担保付不動産案件。運営会社は上場企業で好業績。

 

運営会社の高い信頼性
最近の案件利回りは3.5~5.0%と他の運営会社と比較しても決して高くはありませんが、運営会社である「ロードスターキャピタル株式会社」の信頼性も手伝って新規案件はすぐに満額成立となっています。

 

運営会社のロードスターキャピタル株式会社は設立から5年間で上場させ、現在も優れた業績を誇っています。

 

案件の担保評価については、オーナーズブックの専門スタッフと外部専門家が厳正に二重チェックし、評価額を決めているとのことで信頼性は高いと思います。
松井証券との業務提携も信頼性を高める要因になっています。

 

 

1万円から投資できる
オーナーズブックでは1万円から不動産案件に参加することが可能です。
オーナーズブックの参加方法には主に貸し付けるタイプの「貸付型」と出資するタイプの「エクイティ型」の2タイプがあります。
エクイティ型の方がハイリスク・ハイリターンのタイプになります。

 

 

案件数が少ない
投資案件の数は月に2~3件程度で募集が開始されると即満額になり締め切りとなることが多いです。「先着方式」募集開始とともに申し込まないと間に合いません。
そのため「抽選方式」が採用される案件もあります。
分散投資のためにも複数のソーシャルレンディングに登録しておく方が良いと思います。

 

 

評価 5/5
利回り 2.0~6.0%
投資金額 1万円~
運用期間 3~37ヶ月
投資案件 不動産
サービス開始 2014年9月
運営 ロードスターキャピタル株式会社
株主 RenrenLianheホールディングス、SBI証券、野村証券、松井証券、カカクコム

 

 

2.クラウドバンク

証券会社運営の高い安全性・バラエティに富んだ案件、高利回りと評価は高い

 

 

豊富な案件と高利回り
利回りは5.0~7.0%と比較的高い上に今のところ「貸し倒れ」は1件も起きていません。
案件の内容は「太陽光発電」「風力発電」「中小企業支援」「不動産担保型」「カリフォルニア不動産」などさまざまあり、案件が途切れることはほぼありません。
つまり投資したいときに投資する分散投資が可能となります。
他社に比べてファンド内容がバラエティ豊かな点も魅力です。

 

運営会社は証券会社
証券会社(第一種金融証券取引業)が運営しているソーシャルレンディング会社です。証券会社が運営しているソーシャルレンディングサービスは「クラウドバンク」と「SAMURAI」の2つだけです。

 

有価証券報告書を開示しているため、非常に公開情報が多い点が特徴です。
事業者リスクが注目されている中で大きなアドバンテージになります。

 

 

黒字化達成
2017年3月期までは赤字経営でしたが、2018年3月期には無事に黒字化しました。2018年度の純利益は4.65億円です。
黒字化により一気に注目のソーシャルレンディング会社になりました。
今のところ「貸し倒れ」は1件も起きていません。

 

 

分かりやすい損益
資産の推移や累計の分配金がグラフで表示されるので特定期間中にいくら利益を得ることができたのかが一見でわかります。
他のサイトは意外に分かりづらくちゃんと管理しないと利益の把握がやっかいです。

 

 

評価 5/5
利回り:5.0~7.0%
投資金額 1万円~
運用期間 4~24ヶ月
投資案件 太陽光発電、風力発電、中小企業支援、不動産担保型、海外不動産
サービス開始 2013年12月
運営 クラウドバンク株式会社
株主 Aaron Asset Management、株式会社コンサバティブホールディングス

 

 

3.SBIソーシャルレンディング

SBIグループの信頼性と高利回り。

 

 

ソーシャルレンディングでは投資案件を適切に選ぶことも重要ですが、運営会社の安定性・信頼性の見極めも大切です。
SBIグループというブランド力で、圧倒的な信頼性を誇るソーシャルレンディング会社です。

 

SBIソーシャルレンディングはしっかりとした経営基盤を背景に、少額投資が可能かつ高利回りの期待できるサービスを展開している人気のソーシャルレンディング会社の一つです。

 

 

担保力を重視した厳格な審査と債権回収実績
SBIソーシャルレンディングでは、借り手に貸し付ける際に担保力を重視した厳格な審査を行っています。特に担保の設定では、SBIグループ内のネット銀行が持つ豊富なノウハウを基にした担保評価能力が高いと評価されています。

 

融資先の企業が倒産等をすれば、最悪の場合、投資資金が戻ってこないこともあるため、案件選びではソーシャルレンディングを運営する企業の回収能力や、投資案件の担保設定などを確認することも大切です。

 

 

 

取り扱い案件
オーダーメード型ローンファンド(6.5%~9.0%)
・不動産担保ローン事業者ファンド(3.2%~4.7%)

 

高利回りが魅力の「オーダーメード型」、気軽に投資できる「不動産担保ローン」、ソーシャルレンディングの可能性に挑戦した「カンボジア支援」と、非常にバランスの良い構成になっています。

 

とにかく「オーダーメード型ローンファンド」が人気です。他ソーシャルレンディング会社が提供する案件に劣らない6.5~9.0%の利回りに加えて、SBIグループの圧倒的な信頼性があるので当然のことです。

 

以前は開始2~3分で完売することもありましたが、最近は募集規模が大きくなったことも影響して、募集開始から数日間は投資できるようになりました。募集開始日は、当サイトのTOPページ、SBIソーシャルレンディング公式のTwitte、メールなどで事前に知ることができます。

 

 

以前は「カンボジア支援」ファンドがありましたが、現在は募集していません。

 

 

投資するたびに入金する必要がある
SBIソーシャルレンディングにはmaneoのようなデポジット口座がありません。そのため、投資するたびに資金を入金する必要があります。私の利用している「住信SBIネット銀行」であれば、条件に応じて振込手数料が無料になります。

 

また満期になったら指定の銀行口座に自動的に振り込まれます。

 

デポジット口座が無いというのは少々面倒でもありますが、リスク対策の面から考えるとプラス要因となります。

 

 

評価 5/5
利回り 2.5~10%
投資金額 1万円~
運用期間 4~36ヶ月
投資案件 オーダーメード型、不動産担保ローン
サービス開始 2011年3月
運営 SBIソーシャルレンディング株式会社
株主 SBIグループ(100%)

 

 

 

4.クラウドクレジット

豊富な海外案件で高利回り。SBI、LINE、三菱UFJなどが株主で高い信頼性。

 

海外案件に特化しており、高い利回りが期待できる
新興国への融資を対象としているのでリスクが高いように感じますが、さまざまな工夫でリスクを抑えています。
海外への投資案件としてポートフォリオに加えておきたい一社。
案件も豊富なので投資したときにいつでも投資できる。

 

 

成長期待国への高利回り投資
利回り10%を超える案件に投資できる数少ないソーシャルレンディング会社です。
成長期待国での融資を対象としているためリスクが高いように感じますが、リスクを抑える様々な工夫を凝らしています。

 

私は10%を超える国内案件には一度も投資したことはありません。それほどの高金利でお金を借りることは不自然ですし、借り手に与える負担も大きすぎるためです。

 

クラウドクレジットのように成長期待国での投資であれば、「インフレ率」「経済成長率」「為替リスク」などを考慮して10%以上の利回りも不自然ではありません。

 

 

リスクを抑える3つの施策
クラウドクレジットは延滞や貸し倒れを出さないのではなく、コントロールする方針で運営されています。以下の3つが中心的なリスク対策です。

 

小口分散国内ソーシャルレンディング会社では1~5社程度に融資する案件が一般的ですが、クラウドクレジットの投資先事業者は数千~数万人に分散融資することでリスクをコントロールしています。

 

ファンド内でリスク分散が効いている
ソーシャルレンディングは企業などに貸付を行うモデルのため、返済が行われないとファンドが遅延したり貸し倒れとなってしまいます。

 

貸し倒れによる損失リスクを避けるために重要なのが「分散投資」です。
分散投資とはファンドのテーマや投資する金額などを分散することです。

 

1つのファンドあたり、複数の資金需要者に融資しているソーシャルレンディングですが、実質的には1ファンドがその多くを占めることがよく見られます。

 

そんな中クラウドクレジットの個人ローン案件は、1ファンドの中でも複数の資金需要者に貸し出すことで、リスクを抑えるようにしています。
こうすることで、仮に1つの資金需要者が資金を返せない状態になっても、他の資金需要者の資金繰りが健全だった場合、損失額は抑えられます。

 

これについてはクラウドクレジットの杉山社長もインタビューで以下のように語っています。

 

当社で取り扱っている海外の個人ローン案件は、1社に対する貸付ではなく複数の債務者が対象となっているため、リスク分散が効いています。

 

 

 

延滞債権
早期対策債務者からの返済が滞った場合、その債権を提携業者に買い取ってもらうことで損失を限定しています。
実物資産
売却案件ごとに異なりますが「自動車」「タイヤ」などの実物資産を担保に取ることでリスクを下げています。
海外マイクロファイナンスでは20~30%で融資を行っているため、このようなリスク対策でロスが発生しても、差引で大きな利回りを生み出すことができます。

 

 

会社の信頼性は高いが業績は少し心配
経営陣は「元・ロイズ銀行」「元・三井物産」「元・みずほ証券」「元・大和証券」「元・ドイツ証券」などの錚々たるメンバーが揃っているうえ、株主も伊藤忠商事を筆頭に、マネックスや三菱UFJキャピタルなどが出資しているため、ソーシャル業界随一の信頼性と言えます。
株主 伊藤忠商事、第一生命、三菱UFJキャピタル、SBIインベストメント、LINEベンチャーズ

 

一点だけ心配なのは業績です。2016年9月~2017年8月の1年間に約2億7000万円の損失を計上しています。しかし、2018年9月21日にLINEベンチャーズと西武信用金庫から追加増資を受けたことを考えると、心配する必要はないのでしょう。

 

 

為替レートが影響する
海外への融資案件なので為替レートの変動が影響します。

 

私が投資した案件も
「東欧ファンド 13号 / 年利10.5%予定 → 年利約35.6%」
「ロシアファンド 6号 / 年利13.0%予定 → 年利約2.6%」
と大きく変動しました。

 

クラウドクレジットは
「為替変動リスクを取る代わりに高利回りを享受できる投資サービス」
と言えます。

 

そのため「十分に分散して長期的に投資すれば為替変動の損得は収束する」と長期的に考えられない人には不向きです。利回りは低下してしまいますが、為替ヘッジ有りの案件を選べば、為替リスクを避けることができます。

 

クラウドクレジットでは、同じファンドでも為替ヘッジ付きと為替ヘッジなしの2種類が用意されていることがあります。

 

 

評価 4.5/5
利回り 4.0~12%
投資金額 1万円~
運用期間 7~25ヶ月
投資案件 オーダーメード型、不動産担保ローン
サービス開始 2014年6月
運営 SBIソーシャルレンディング株式会社
株主 伊藤忠商事、第一生命、三菱UFJキャピタル、SBIインベストメント、LINEベンチャーズ

 

 

 

5.Funds(ファンズ)

融資先は上場企業など大手ばかりで安心度が高い。

 

貸し付けるの企業は大企業ばかりなので元本割れするリスクはかなり低いと考えられます。
ただ利回りは1.8~4.0%と他のソーシャルレンディングと比べて決して高くはありません。
貸付先は上場企業に限定されており、運用期間中は利息を受け取れるので、債券投資に代わるサービスとして個人投資家の間で注目されています。

 

 

 

大企業(アイフルなど)のグループ会社への融資に限定
Fundsに参加して資金調達を行う企業は上場企業に限定しています。
また、上場企業であっても当社の定めた審査を通過しない限りFunds上で資金調達を行うことができません。

 

ファンドを提供する会社もしくはその関係会社が倒産しないかぎり返済が行われる安全性の高い仕組みになっているのです。

 

ソーシャルレンディングの匿名性問題を合法的に解消する革新的なスキームです。

 

 

 

運営会社(クラウドポート)の信頼性が高い
運営会社であるクラウドポートは「みずほキャピタル」や「B Dash Ventures」などから出資を受けている企業です。ソーシャルレンディング比較サイトを運営しているため投資家側のニーズをよく把握しています。

 

 

ノンリコースローンは扱っていない
ソーシャルレンディングにおいて匿名化と同レベルで問題になっているのがノンリコースローンの存在です。ノンリコースローンは投資家のリスクを大幅に上げてしまいます。

 

Fundsはサイト内で「ノンリコースローンは扱っていない」と明言しています。

 

 

利回りが低い
通常のソーシャルレンディングより透明性が高く、投資リスクはかなり低いですが、他のソーシャルレンディングと比較して利回りも低い。
唯一の懸念は利回りの低さ(想定利回り1.5%?6.0%)ですが、リスクの低さを考慮すると問題ない水準だと思います。

 

 

評価 4.5/5
利回り:2.0~4.0%
投資金額 1万円~
運用期間 4~18ヶ月
投資案件 不動産、ビジネスローン、新規出店資金
サービス開始 2019年1月
運営 ファンズ株式会社
株主 みずほキャピタル株式会社、AGキャピタル株式会社、B Dash Ventures株式会社

 

 

 

6.SAMURAI FUND

親会社はJトラスト証券会社が運営なので公開情報が多い。
利回り:5.0~9.0%

 

 

運営が証券会社という安心感
クラウドバンクと同じく証券会社(第一種金融商品取引業者)が運営するソーシャルレンディングサービスです。

 

第二種金融商品取引業者よりも条件が厳しくなるので信頼性は上がりますが、「過去に不祥事を起こした証券会社も存在する」ので過信は禁物です。

 

 

上場企業「SAMURAI & J PARTNERS」の100%子会社
2017年10月に親会社となったSAMURAI & J PARTNERS(元デジタルデザイン)は、1996年に創業し、2000年にナスダック・ジャパンに上場した企業です。元々はミドルウェアのシステム開発を主力としていましたが、近年では金融・投資事業の育成を進めています。

 

業績面では3年連続で赤字であり、2018年1月期では「売上3.8億円・利益-1.2億円」と、非上場企業であるmaneo(2018年3月期)の「売上32.9億円・利益4.6億円」を遥かに下回るものとなっています。

 

しかし、2016年にJトラスト(売上700億円・自己資本1,443億円)代表の藤澤信義氏が筆頭株主となったため、当面の資金繰りには悩まれないでしょう。

 

 

案件内容をよく吟味する必要
事業系の運転資金や設備投資への融資が多い。債務保証がある案件は安心ですが、保証がない案件はちょっと不安。
過去の案件を見ても保証がない案件は満額成立していません。

 

 

評価 4.5/5
利回り:5.0~9.0%
投資金額 1万円~
運用期間 4~18ヶ月
投資案件 不動産、ビジネスローン、新規出店資金
サービス開始 2019年1月
運営 ファンズ株式会社
株主 みずほキャピタル株式会社、AGキャピタル株式会社、B Dash Ventures株式会社

 

 

 

 

7.ポケットファンディング

沖縄では知名度の高い財全グループが運営。「沖縄」案件が中心。

 

特徴は沖縄に特化した不動産ファンドであること。
運用期間が短く意外に高利回りなので人気があるようです。ただ募集金額も低いため即売になっているケースも見受けられます。現在のところはデフォルト(債務不履行)案件もなく優良企業という位置づけになります。

 

 

特徴(3) LTV70%以下の保全性の高いファンドを提供
ソーシャルレンディングにおける不動産担保の目安はLTV80%です。ポケットファンディングでは安全性を高めるためにLTV70%以下を基準にしています。さらにファンド募集ページでは不動産担保情報が詳しく掲載されており、エリア、抵当権順位、先順位額などが分かります。

 

 

沖縄で知名度の高い財全グループ
ポケットファンディングを運営する「財全グループ」は、沖縄で不動産担保ローン、ファクタリング、不動産、M&A、バイオマス発電などを営む企業です。創業1995年でテレビCMを放映しているため沖縄での知名度が高い企業です。

 

 

運用利回りの高さは平均以上
平均の利回りは5~6%と平均以上。
利回りは高いが運用期間が短い案件が多く、満期になった後、現金として引き出せるのが2週間後ぐらいになります。
例えば6%で運用期間3ヵ月と設定されていても資金が固定される期間が4ヵ月間ぐらいあるので利回りは4.5%になってしまいます。

 

運用期間は短めなのは好みの分かれるところです。

 

 

評価 4.0/5
利回り:2.0~8.0%
投資金額 1万円~
運用期間 3~12ヶ月
投資案件 不動産
サービス開始 2017年8月
運営 ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
株主 -

 

 

 

8.CREAL(クリアル)

利回りは低いが、優先劣後方式を採用した安全性の高いファンド。

 

 

 

CREAL(クリアル)は、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。1口1万円から小口不動産投資を始めることができ、運用資産評価額の下落が一定割合までであればブリッジ・シー・キャピタルが損失を負担する仕組みになっており、少額・短期で始めてみたい初心者の方にもおすすめのサービスです。

 

不動産投資クラウドファンディングなので、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)よりもREITに近いシステムです。REITよりもシンプルで、値動きがない点が魅力です。優待制度(10%割引)も面白いですね。

 

案件によっては優待もあり

 

 

 

 

投資内容
CREALでは、レジデンス以外にもホテル、ヘルスケア分野(有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅)、保育園、オフィス、レジデンス、商業施設、旅館、キャンプ場などの様々な案件を提供していく予定です。属性の違う不動産に投資することで、リスクの軽減を図ることができます。

 

 

正確にはソーシャルレンディングではない
CREALは、ファンドを作りクラウドファンディングで投資家からお金を集め、その資金を元に不動産事業を行います。

 

この不動産事業で得られた賃料配当や売却益が、ファンドに投資を行った人にも還元される仕組みです。

 

 

このようなサービスを一般的に『不動産投資クラウドファンディング』と呼びます。

 

仕組み上、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)と混同されるケースが多いですが、貸付(融資)ではないので別のサービスです。適用される法律もそれぞれ違います。
投資家は少額から不動産物件に投資することができ、あらかじめ決められた配当金を定期的に受け取ることができるので、株式投資のように毎日相場の状況に一喜一憂することなく、コツコツと資産を増やしていけます。

 

 

 

優先出資/劣後出資の仕組み採用で、元本の安全性を高める取り組み
また、元本の安全性については、投資家が優先出資者、ブリッジ・シー・キャピタルが劣後出資者となっているため、出資額の予定分配率に至るまで投資家に優先的に分配され、その後、残利益があった場合に、劣後出資者であるブリッジ・シー・キャピタルに分配される仕組みとなっています。(なお、営業者である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの業務運営に支障が生じた場合や倒産した場合には出資金が全額返還されないリスクがあります)

 

運用資産残高約300億円の不動産アセットマネジメント会社が運営
運営会社の株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは2018年11月現在で、約300億円の不動産アセットマネジメント業務を受託しており、機関投資家から個人投資家に至るまで幅広い資金を預かって運用しています。

 

また、グループ全体でも不動産開発・販売事業、不動産管理事業などを展開しており、CREALには不動産投資業界で実績のあるプロが厳選した資産価値の高い物件のみが掲載されているという特長があります。

 

不動産投資のプロフェッショナルが運用
運営会社の株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは、受託資産残高300億円を誇る資産運用会社です。その経営者である横田大造氏は、アクセンチュア、オリックス、ラサールIM、新生銀行で経験を積んだエリート経営者です。

 

これらのことからCREALが不動産投資における超一流プレイヤーであることは間違いありません。ソーシャルレンディング会社の未熟さ(借手調査、担保査定、回収判断、契約内容)が露呈している中で、実績のあるプロが手掛けるファンドというのは重要な要素になっています。

 

もちろん、予期せぬ出来事や、市場の動きによって損失が生まれる可能性もありますが、私たち一般投資家が理不尽と感じるような運営をすることはないでしょう。

 

利回りは低め
安全性はかなり高いのですが、多くの案件の利回りは3~4%と他のソーシャルレンディングと比べて決して高くはありません。

 

 

評価 4.0/5
利回り:3.5~5.0%
投資金額 1万円~
運用期間 6~24ヶ月
投資案件 不動産
サービス開始 2018年11月
運営 株式会社ブリッジ・シー・キャピタル
株主 -

 

 

 

9.SYLA FUNDING(シーラファンディング)

不動産投資。優先劣後方式を採用、LTV70%以下で保全性が高い。

 

安全性の高い都心マンション&自社ブランド
株式会社シーラは投資用マンションで高い業績を誇る企業です。
下記ポイントを基準に高品質な投資マンションの販売&管理を行っています。

 

・立地へのこだわり(都心11区+5区及び横浜や川崎)
・最寄駅から徒歩8分以内
・数十年先でも普遍的な価値をもつデザイン
・管理の行き届いたマンション(資産価値の維持)
・グループ会社で賃貸管理を行っている

 

自社開発マンションには、入居率99.8%を誇るSYFORME(スカイフォルム)とSYNEX(シーネクス)という2つのブランドがあります。

 

 

売上200億円の企業グループが運営
株式会社シーラホールディングスは売上200億円を超える企業です。子会社である株式会社シーラ(SYLA FUNDINGの運営元)は単独で売上100億円(2017年12月期実績)、従業員数80名となっています。

 

社名は滝藤賢一さん主演のテレビCMでご存知の方も多いと思います。

 

滝藤賢一さんのテレビCM

 

懸念点としてはグループ会長の杉本宏之さんが経営していたエスグラントコーポレーションが2009年に民事再生法(約191億円の負債)を申請し、杉本宏之さん本人も自己破産(個人負債13億円)に至っていることです。

 

破産の原因は、2008年に起きたリーマンショックの影響による、銀行の貸しはがし&貸し渋りとのことです。

 

 

余裕のある3割の劣後出資比率
SYLA FUNDINGの優先劣後方式

 

他の不動産クラウドファンディング事業者と同様にSYLA FUNDINGも優先劣後方式を採用しています。しかも、劣後出資比率は3割です。運用期間の数ヶ月で3割も価値が下がる可能性は極めて低いと考えられます。

 

CREALが1割、FANTASが2割なのに対して、ジョイントアルファとSYLA FUNDINGが3割なのは自社ブランドマンションを取り扱う強みなのかもしれません。

 

 

抽選式&投資額上限100万円がネックとなる場合もある
SYLA FUNDINGは小規模不動産特定共同事業者なので「1投資家の1ファンドあたりの出資額が100万円以内に制限」されてしまいます。私は1ファンドあたり200万円ほど投資することが多いので、100万円制限はネックとなります。

 

さらに抽選式なので十分な額を投資できない可能性があります。

 

 

 

投資期間が短い
投資期間が3~6ヶ月と短いので「利回りのロス」が出やすい。

 

 

 

評価 4.0/5
利回り:4.0~5.0%
投資金額 1万円~
運用期間 3~6ヶ月
投資案件 不動産
サービス開始 2019年12月
運営 株式会社シーラ
株主 株式会社シーラホールディングス

 

 

10.LENDEX(レンデックス)

担保付・保証人付き案件。短期高利回りファンドが多い。

 

 

不動産担保付きで9.0%程度の好条件を提示
不動産担保付きで9%はソーシャルレンディング業界においてもトップクラスの好条件案件です。だからこそ、不安が付きまといますが、私としてはそれなりに信頼できる案件だと判断しています。

 

高利回りの理由は「銀行から融資を受けられない企業を対象にしている」「オープン記念として借り手に協力してもらっている」とのことです。実際に最初の数件は10%だった利回りも、現在は7.0~9.0%に下がっています。

 

 

信頼性を高めるいくつかの要素
1投資先の情報量が多い。(小型案件が多い)
2LTVは80%を上限に定めている。
3担保物件評価に「東急リバブル」の簡易査定を参考。
4第二種金融取引業の登録をしている。
5経営者に倒産歴なし。

 

 

 

案件数は多い
期間は短め
利回りは良い

 

 

評価 4.0/5
利回り:6.0~12.0%
投資金額 1万円~
運用期間 3~12ヶ月
投資案件 不動産
サービス開始 2017年7月
運営 株式会社LENDEX
株主 -

 

 

 

11.CAMPFIRE Owners

親会社は大手ベンチャー。未上場企業への投資的な案件が多い。

 

CAMPFIRE Ownersは融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)と呼ばれる投資に属し、基本的には金銭的リターンを期待する投資です。

 

金銭的リターンにプラスしてこれまでのCAMPFIREの概念を組み合わせたようなソーシャルレンディングとなりそうです。

 

良く言えば、金銭的リターンももらえて夢の達成・がんばってる人を応援できる、応援したい企業に投資ができる。

 

悪く言えば、金銭的リターンも微妙、投資先としても微妙?投資家としては魅力が薄い?ソーシャルレンディングサービスになりそうです。

 

 

社会貢献」と資産運用の両立を目指したソーシャルレンディング事業者です。

 

 

国内最大クラウドファンディング「CAMPFIRE」の兄弟サービス
・CAMPFIRE = 購入型クラウドファンディング
・CAMPFIRE Owners = ソーシャルレンディング(融資型)

 

まずは上記2サービスの違いを認識してください。
CAMPFIRE OwnersはCAMPFIRの弟分ような立ち位置です。

 

兄であるCAMPFIRは、25,000プロジェクト、154万人以上が出資、累計流通額141億円を達成した日本最大の購入型クラウドファンディングサービスです。

 

購入型クラウドファンディングで実績のあるCAMPFIREのサービスなので期待値や注目度は高い。

 

 

担保がないのは不安要素
投資家としては「応援・社会貢献」を前面に出されると不安かもしれませんが、その点に関しては「妥当な利回りで十分なファンド数を提供」してくれれば問題はありません。ただし、審査が甘くならないように頑張ってほしいところです。

 

担保:なし・保証:あり(個人による連帯保証契約)

 

事業が成功する確率がどのぐらいあるかの判断は難しい

 

事業への投資はハイリスクなのにリターンが4.0~5.0%と少ない

 

担保なしの融資なのでリスクは高く感じます。

 

 

 

 

評価 4.0/5
利回り:3.0~6.0%
投資金額 1万円~
運用期間 10~18ヶ月
投資案件 事業融資型
サービス開始 2019年9月
運営 株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL
株主 株式会社CAMPFIRE